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UVスケール

フィルムの発色分布濃度によって紫外線の光量分布を簡単に可視化するフィルムです。

構造と原理

構造

下図のように支持体に感光層と白色層が設けられています。
発色の濃さが受けた紫外線の光量に対応するため、受光面の光量分布を簡単に調べることができます

原理

紫外線によりマイクロカプセル中の発色剤が反応することで発色します。

使用方法

  • 1.必要な形(長さ)に切り取ったUVスケールを測定したい部位に置く。

  • 2.装置・機器を稼動させ、紫外線を照射する。
    ※UVスケールのマット面側に照射する。

  • 3.紫外線光量に応じてUVスケールが発色する。

  • 4.UVスケールを取り出し、発色分布から紫外線光量分布を目視で判定する。
    ※UVスケールのマット面側から観察する。

減光フィルムについて

積算光量に応じて3つの品種をラインナップしております。

モノシートタイプ(L)

低光量の場合はUVスケールのみでの測定が可能です。

ツーシートタイプ(M・H)

中光量/高光量の場合は、UVスケールの上に減光フィルムを重ねることで測定が可能です。

発色標準チャート

高圧水銀ランプ

以下は高圧水銀ランプに対する発色特性です。
但し、この発色特性は弊社保有の光源や装置での値であり、個々のランプの違いや条件よっては同じ積算光量でも異なる発色濃度になる場合がありますのでご留意願います。


画像をクリックすると大きい画像を表示します。

  • ※1:発色濃度は弊社保有の濃度計での値です。濃度値を保証するものではありません。
  • ※2:積算光量は365nm用UV照度計での値です。
  • ※3:グラフの実線部分は推奨使用範囲です。破線部分は実線部分よりも測定精度が低くなりますので、参考値としてください。
  • ※4:標準色見本は目視判定可能な濃度範囲を示しています。

仕様

種類 製品サイズ 測定光量範囲(mj /cm2) 厚さ 分類
ロールタイプ シートタイプ
UVスケール L 270mm×5m 270mm×200mm
(5枚入)
4- 60 0.1mm モノシートタイプ
UVスケール M 60- 700 0.1mm×2 ツーシートタイプ
UVスケール H 700- 6,000 0.1mm×2 ツーシートタイプ
  • 測定光量範囲は弊社保有の高圧水銀ランプでの目安であり、光源ランプ種や環境によって変化しますのでご注意ください。
    測定光量範囲:標準色見本における発色濃度(0.30~0.75)
  • 対応波長:200nm~420nm

パッケージ

ロールタイプ

シートタイプ

もっと詳しく知りたい方はこちら

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