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用途・測定事例

用途

熱量に応じて色の濃さと色相を変化させる技術を用い、広い熱量範囲で精度よく判定ができるフィルム。
プレス、ロール、ラミネート時や乾燥炉内の熱分布等様々な用途でお使いいただけます。

ラミネート

プリント基板、太陽電池、各種保護フィルムラミネート

プレス

ACF圧着、ヒートシール、Liイオン電池、太陽電池

ロール

ニップロール、カレンダーロール、印刷ロール、プリンターロール

オーブン

乾燥炉、材料焼成炉、真空製膜、部品表面熱分布測定

測定事例

サーモスケール200C

液晶ディスプレイ:ACF圧着

液晶パネル上へのドライバICの接合にはACF(異方性導電膜)をはさみ、ボンディングツールに熱をかけながら部品を加圧する装置が用いられています。但し、ボンディング面にかかる熱が不均一になったり、熱が所定の値よりも少ない、もしくは多くなるとACFの接合不良となり製品故障となります。
サーモスケールを用いることで加わった熱が均一、もしくは適性かどうかを簡便に確認することができます。


  • 熱が均一にかかっている。



    右方にかかる熱が大きい傾向が分かる。


包装:ヒートシール

食品、医療またはLiイオン電池などの包装エンドシールはヒータブロックに熱をかけながら製品終端を加熱するヒートシール装置が用いられています。但しヒートシール面にかかる熱やヒータブロック面の昇温状態が面内で不均一になったり、製品が受ける熱の量が少なかったりするとヒートシール不良が発生します。
サーモスケールを用いれば、実際に製品にかかる熱を簡便に測定することができます。


  • 熱が均一にかかっている。



    右方にかかる熱が小さくなっている傾向が分かる。


太陽電池:EVA貼り合わせ

太陽電池製造では真空ラミネーターでセルをガラス基板と保護フィルムの間にはさみ、EVA樹脂で貼り合せを行います。この場合に面内の熱分布が均一でないとEVAの軟化や硬化状態が不均一になり、接着不良が生じます。貼り合せ直後は問題なくても、経年劣化で性能不良の原因となります。これまでは実際の貼り合せ面の熱分布を適切に測定する方法がありませんでしたが、サーモスケールを用いることで面内にかかっている熱が均一、もしくは適性かどうかを簡便に確認することができ、不具合発生を未然に防ぐことができます。


  • 熱が均一にかかっている。



    熱が不均一にかかっている。


サーモスケール100

コピー機:熱定量

一般的なオフィス用レーザーコピー機(複合機)では、加熱させた定着ローラーが熱でトナーを溶かし、紙に定着させることで文字や画像などを描画します。しかし、熱ムラやローラー表面にキズがあると正しくコピーできません。サーモスケールを使えば、従来測定できなかった熱ムラやわずかなキズも判定できます。


  • 黒色が濃い程熱量が多く、薄い部分は少ない。



    キズ等で熱が十分に伝わらない部分は色が薄い。


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